訴訟記録を活用した取材〜ほんとうの裁判公開と検証

清永聡(NHK解説委員)、江川紹子(ジャーナリスト)、奥山俊宏(朝日新聞編集委員)、青島顕(毎日新聞社会部編集委員)

第2会議室

28日(日)

​〜

09:30

10:50

起訴状、冒頭陳述、判決文…これらは法律上、「判決確定後は誰にでも公開」だと知っていましたか? それどころか、供述調書や捜査報告書など刑事裁判の記録は本来まるごと確定後は公開されるのです。刑事訴訟法と刑事確定記録保管法により誰でも閲覧ができます。裁判は公開、だから裁判記録も公開されなければならないからです…が、なぜか日本では長年その制度が理解されず、記者に使われず、錆びついてしまっています。つまり、閲覧を請求しようとするとあの手この手の妨害、そして理解しがたい「不許可決定」。それを乗り越えようと記者たちは専門家とともに研究会を作り、刑事訴訟記録を閲覧して取材に使う現場の実践に着手しました。閲覧申請書の書き方から検察庁の係官とのやり合い方、記者にもできる「準抗告」の方法まで説明する講座です。あわせて民事訴訟記録を使った取材のコツ、成功例もあらためて伝授。明日から使えるスキルです。

清永聡(きよなが・さとし、NHK解説委員)1970年生まれ。福岡と広島で育つ。93年NHK入局。宮崎放送局を経て社会部で気象庁、司法クラブ担当。司法クラブキャップや社会部副部長を経て2016年から解説委員(司法担当)。著書に「気骨の判決」「戦犯を救え」「家庭裁判所物語」ほか

青島顕(あおしま・けん、毎日新聞社会部編集委員)1966年、静岡市生まれ。91年、毎日新聞社入社。西部本社整理部、佐賀支局、福岡総局、水戸支局次長、内部監査室委員などを経て現職。社会部では国会担当として政治資金の公開の在り方などを取材した後、メディア取材班として特定秘密保護法の制定過程や運用のほか、情報公開、公文書管理を中心に取材している。刑事裁判記録の公開や、シベリア抑留など戦後を巡る問題にも取り組む。共著に「徹底検証 安倍政治」。

Logo.png

報道実務家フォーラムは、調査報道を支える非営利ジャーナリズム団体の国際組織「世界調査報道ネットワーク」(GIJN)に加入しています