精神障害・精神医療の現実を「人々の顔」とともに報じる

豊島浩一(南日本新聞編集部副部長)

第3会議室

28日(日)

​〜

13:30

14:50

 4人に1人は人生のうちに何らかの精神疾患を経験するというのに、精神障害者の日常や生活を私たちはよく知りません。偏見や、欧米と異なり隔離と入院になお依存する精神医療の現実があります。人口当たりの精神科ベッド数、入院患者数、20年以上の長期入院患者数が全国一多い鹿児島県で、さまざまな現場から問題のありかと未来への展望を伝えたのが地元紙南日本新聞の連載『精神障害とともに」でした。難しく、物議もかもしかねないテーマに果敢に取り組んだこの連載では、精神障害者たちが実名、写真とともに登場し、どこまでも人として、その姿、体験と思いが伝えられました。なぜこのテーマを選んだのか、問題やトラブルは起きなかったのか。そして取材の成果と喜びはー。大反響を呼び、日本医学ジャーナリスト協会賞大賞、ファイザー医学記事賞優秀賞を受賞、石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞の最終候補にもなった企画の熱い舞台裏と記者たちの思いを語っていただきます。

豊島浩一(とよしま・こういち、南日本新聞編集部副部長)1969年生まれ、鹿児島市出身。鹿屋体育大卒。92年、南日本新聞に入社。運動部、文化部、社会部、種子島支局などを経て、現在、同紙編集部副部長。これまで志布志えん罪事件、ハンセン病、馬毛島問題などを取材。取材班キャップを務めた連載「精神障害とともに」がラグーナ出版(鹿児島市)から書籍化されている。

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