東京医大の不正入試を暴いたスクープ こうして取材・報道した

渡辺晋(読売新聞社会部デスク)

井深ホール

26日(金)

​〜

18:30

19:50

東京医科大が医学部入試で女子が不利になるよう、得点を操作していた−。昨年8月、読売新聞が報じたスクープは、受験生や医学界、教育界にとどまらず、社会全体に大きな衝撃を与えました。女子差別や恣意的な入試選抜に抗議の声が上がり、文部科学省も調査した結果、他の大学でも不適切な事案が次々と見つかりました。東京医科大の調査では、政治家から特定の受験生を合格させるよう依頼があったり、寄付による入試優遇が疑われたりしたケースも指摘されました。今年の入試で同大の志願者数は激減し、過去の女子受験生たちが集団で大学に慰謝料を求める訴訟を起こす動きも出ました。報道をきっかけに、女性が社会で活躍することに対し、厚い障壁があることが明らかになり、社会的な議論は今も続いています。これまで一度も表面化しなかった医学部入試における女子差別を記者たちはどのようにつかみ、裏付けたのか。取材班の奮闘を話していただきます。

渡辺晋(わたなべ・しん、読売新聞社会部デスク)横浜市出身。1998年、読売新聞東京本社入社。さいたま支局を経て、2004年11月から一貫して東京社会部に在籍。検察、遊軍、国税担当のほか、司法記者クラブキャップなど、主に検察を中心とした事件取材にかかわってきた。17年8月からデスクとして、司法や国税、調査報道などを担当する。

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